やさしい英語の発音 改訂版
定価:本体 1,900円+税
(税込定価: 2,052円)
ISBN978-4-87615-332-9
判型:A5判
116ページ
CDブック(MP3CD)
入門
2017年11月8日発売
音声とイラストで楽しく学ぶ
基本となる16個の母音と24個の子音を徹底的に学習。発声がイメージできる口の正面図と断面図、専門用語を避けた解説と例で、英語らしい発音の仕組みが理解できる一冊。発音の基礎をしっかり身につけたい方、カタカナ英語を脱したい方におすすめ。MP3CD付き。
本教材の付録CD(MP3CD)は、パソコンでの利用を前提として制作されております。CDプレーヤーやカーオーディオなどでは内容を再生いただけない場合がございます。再生方法の詳細や制限につきましてはご利用の再生機器のマニュアルをご参照ください。

まえがき

 中学と高校で6年も英語を学習したのに、簡単な単語を口にしてもわかってもらえず、結局相手とのコミュニケーションが持てずに悔しい思いをしたことのある方は多いと思います。発音さえしっかりしていれば、いちごでもある程度の意思疎通が可能であるのに、本当に残念です。このような経験をしたことがあると、どのような発音なら通じるのか、どのようにして音を出せばよいのかということに、大変関心が強くなるものです。

 リスニングの力は、継続して聴き続けることでかなり身に付きます。スピーキングも、良いモデルをまねすることで。かなりのレベルまで到着することができます。ですが、発音の仕組みを理解しながら音に出すという練習をすると、音のルールが自然に身に付き、まねをしたときの例以外の場合にも応用することができます。基本から、しかも体系的に学習することは、「急がば回れ」の格言のように、次のステップに移るスプリングボードになるはずです。

 “I bought a hut in Karuizawa.” と言って、「軽井沢にヒュッテ(小屋)を買った」と言ったつもりが、「軽井沢で帽子( hat )を買った」という意味にしか表せないとくやしいですね。ただ、[ʌ]と[æ]の違いを区別するだけでよいというのに。

 このような方々のために、わかりやすく、しかも基本的なものだけを体系的に記述しました。音の基礎訓練は多少単調さを伴うものですが、イラストを見ながら、カタカナ表記を参考にしながら、想像の世界を広げて、ひとつひとつ征服していってください。単語で正しく発音ができるようになったら、文の中で、しかもアメリカ人の話すふつうの速さで言えるように練習しましょう。本書はここまでを到達目標にしていますが、より英語らしい話し方をするには、英語のリズムやイントネーションなどを身に付け、Englishness(英語らしさ)を自分のものになさることを願っています。

1998年6月
原岡 笙子
本書は1998年に刊行された『CDとイラストで楽しく学ぶ やさしい英語の発音』の音声をCDからMP3形式の音声データ(MP3CD)に移行した改訂版です。MP3CDはコンピュータと光学式ドライブを使ったデータコピー,再生が可能です。
原岡笙子

昭和女子大学助教授(英語音声学)を経て、神田外語大学教授(英語音声学、スピーチコミュニケーション)となる。1970年ハワイ大学大学院M.A. 取得。NHK上級基礎英語講師(平成3年4月ー5年3月)を務める。