全問正解するTOEFL ITP® TEST文法問題580問
定価:本体 2,200円+税
(税込定価: 2,376円)
ISBN978-4-87615-262-9
判型:A5判
456ページ
テキスト
初級~中級
2013年2月1日発売
パーフェクトな解答をめざして
全問正解をめざす受験者のための問題集が登場しました。頻出出題項目ごとに分類した練習問題100問と【25分間リピート練習】ができる実力養成問題480問(12回分)。難問奇問ではなく受験者の実力を鍛える良問ばかりを厳選。やりこめばやりこむほど身になるお得な一冊です。

はじめに

世の中には時代とともに変化してゆくものと,時代を問わず変わらないものとがあります。TOEFL®(Test of English as a Foreign Language)について言えば,Reading はペーパーテスト,Listening はテープレコーダーを使っての一斉受験というPBT(Paper-Based Testing)のアナログ世代から,コンピュータを利用したCBT(Computer-Based Testing)へ,さらにはiBT(Internet-Based Testing)のデジタル世代へと,出題形式は大きく変わりました。同じTOEFL® でも,まったく別物のテストになったようにさえ思えます。

しかし,その一方で,現在のTOEFL iBT® でハイスコアを得るために必要な学習の内容や方法も一変してしまったかと言えば,けっしてそうではありません。PBT の問題がTOEFL ITP®(Institutional Testing Program)として再利用され,英語力測定の目的で今も広く実施されている事実は,留学に必須の ̶ そして国際舞台で英語を使いこなすために必要な ̶ 高度な英語力を身につけるためのコンテンツがPBT の時代と本質的には変わらないことを物語っています。ITP(=PBT)とiBT のスコアには高い相関関係があると実証されていることもその強力な証左です。

本書はTOEFL ITP® のSection 2: Structure and Written Expressionの対策用に,質量ともに十分な模擬問題を提供する目的で企画されました。Section 2 で問われる文法・構文・語法の知識は,TOEIC® や日本の大学入試で出題される英語問題と決定的な違いがあるわけではありませんが,いざ解いてみるとはるかに難しく感じられるでしょう。最大の理由は語彙と,文意の質的ギャップです。TOEFL® はアメリカの大学・大学院での授業で必要とされる英語力の有無をみるのが本来の眼目ですから,そこで扱われる英文が,文法セクションといえども,アカデミックな内容になるのは当然です。

本書では,英米の大学教養課程の教科書や参考書,インターネット上の学術記事などから広く用例を採取し,TOEFL ITP® Section 2 の形式に合わせて模擬問題を作成しました。実際の試験では【Structure 15 問+ WrittenExpression 25 問】の合計40 問を25 分間で解くことが求められます。本書には本試験12 回分に相当する480 問(12 セット)を収録し,解答・解説を加えました。加えて,必修パターンを大きく7つに整理してまとめた出題項目別練習問題を100 問用意し,総計580 問と,Section 2 の対策としては十分なボリュームの問題集に仕上がったものと自負しています。本書を征服することで,利用者の皆さんがTOEFL ITP® で高スコアを獲得されるとともに,さらにハイレベルな英語力へと飛躍する一助となることを願ってやみません。

模擬問題の編集に当たっては優秀なネイティブ・スタッフの全面協力を得て,TOEFL ITP® と同等の難易度,質的完成度を持つ問題に仕上げることができました。この場を借りて厚く謝意を表します。また,語研編集部の奥村民夫氏には,企画から校正に至るまで文字どおりあらゆる面で助言と支援をいただきました。著者独力ではとうてい不可能な内容の豊富さと充実度を達成できたのは,ひとえに奥村氏を始めとする編集部スタッフのご援助のおかげです。重ねて心よりお礼申し上げます。

2013 年1 月

木村哲也
 本書の構成

本書は,TOEFL ITP® TEST の Section 2: Structure and Written Expression 用模擬問題580 問を収録した集中受験対策問題集です。次のような特長を備えています。

  • 良質な模擬問題 580 問を収録し,実際の TOEFL ITP® TEST で出題される文法問題の出題項目について十分な受験練習ができる。
  • 豊富な模擬問題と,わかりやすく簡潔な解き方の解説により,頻出出題項目に対応する解答法を体で覚え込むことができる。
  • その結果,①設問文の《主語+述語動詞》をまず確認しながら出題項目を判断し,②その出題項目に対応する解答法で正答を見つけ,③解答制限時間 25 分以内に 40 問をすべて解き終える「文法知識の応用力」と「速さ」を身につけることができる。
 I Structure and Written Expression
 出題項目別解答法+練習問題 100 問

 このパートでは,文法問題の頻出出題項目を次の 7 項目に分類し,その見分け方とポイントを簡単に解説しました。そして,出題項目ごとに練習問題を用意して,それぞれの解き方を体得できるようにしてあります。

  • 文構造(練習問題 1-26)
  • 動詞形(練習問題 27-41)
  • 名詞・代名詞(練習問題 42-46)
  • 形容詞・副詞・比較(練習問題 47-59)
  • 接続詞・関係詞・前置詞・慣用表現(練習問題 60-79)
  • 一致・並列(練習問題 80-89)
  • 語順・欠落・冗語(練習問題 90-100)
 II Structure and Written Expression
 実力養成問題 480 問

 このパートでは,上記出題項目を組み合わせた模擬問題を,実際の試験と同じ 40 問 ×12 セット(計480 問)用意しました。各セット 40 問を,実際の試験時間である 25 分で全問解き終えられるようになるまで,繰り返し練習してください。どのセットも,少なくとも 3 回は解いてください。40 問に続けて,解答・解説をまとめてあります。40 問を解き終えて解答を照合し,間違えた問題にはチェックを入れて,時間を置いてから繰り返し解くようにしてください。また,最初はまず 25 分という解答制限時間を設けず,必要なだけ時間を取って全問を解く方法も有効です。それにより,皆さんの本当の実力がわかります。そして,次に 25 分の制限時間内に全問を解く Timed Practice を繰り返すことで,「制限時間内に全問をすべて正しく解き終える」受験力を養成することができます。

木村哲也

 上智大学外国語学部英語学科卒業,同大学大学院外国語学研究科修了(言語学専攻),米国ウィスコンシン州立大学留学。河合塾英語科講師,SEG英語多読コース講師。
 主要著書:『TOEFL TEST完全攻略3000語』(語研),『新TOEICテストスーパートレーニング 文法・語彙問題編』『新TOEICテストスーパートレーニング 実戦活用例文555』(研究社),『英語前置詞の意味論』(翻訳,研究社),『ライトハウス英和辞典・第6版』『ルミナス英和辞典・第2版』(編集委員,研究社)ほか多数。
 趣味はバッハの名曲と将棋の名局を鑑賞すること。天体望遠鏡での星空観察や,オーディオシステムの組み立て・改造にも凝っている。