
※ためし読みの色は実際の書籍とは異なります。
はじめに
スペインは、“情熱の国”“フラメンコと闘牛の国”などと称され、ワインと生ハム、バルのタパス、ドン・キホーテと風車、ピカソ、ダリ、ガウディ、巡礼の道、バルサやレアル・マドリードなどなど挙げれば切りがないほどの魅力を持った観光立国です。
本書は、この魅力に溢れるスペインに旅行や出張などで短期的に滞在したり、留学や転勤などで現地生活をおくる際に知っておくべき「暮らしのスペイン語単語」を、場面別・トピック別にまとめたものです。
収録した単語や表現は、実際にスペインで滞在生活をし、“暮らしの現場”の取材をとおして選び出しました。収録数は8000語強。さらにそれぞれの場面に必要と思われる会話と基礎知識も取りあげています。自分の興味・関心のある場面・トピックから手始めに、実際に声を出して言いながら、暮らしの単語をチェックしてみましょう。
言うまでもなく、コミュニケーションには会話が一番重要です。間違いを恐れずに、とにかく相手に話しかけることです。その中から言葉の微妙なニュアンスの違いがわかるようになります。
本書を片手にスペインの街角を歩いたり、ビジネスや留学などで滞在生活をおくられる方、また人々との会話を楽しみたいという読者の皆さんの一助となれば幸いです。
最後になりましたが、数多くの質問にも辛抱強く答えてくれたダニエルさん、マリサさん、アナさん、アンパロさんほか、マドリードの皆さんには大変お世話になりました。また、折に触れて的確なアドバイスをいただきました(株)語研編集部の島袋一郎さんに心から感謝を申し上げます。
滋賀県柏原生まれ。同志社大学文学部卒業。
著書に,『暮らしの中国語単語10,000』『暮らしのタイ語単語7000』『暮らしのスペイン語単語8000』『暮らしの日本語単語14,000』『暮らしのフランス語単語8000』(以上,語研刊),『大きな文字の旅行会話 東南アジア編—気持ちが通じるさいしょの一言』『気持ちが通じるさいしょの一言 インド・ネパール・チベット・ミャンマー』(以上,国際語学社刊)がある。