[収録テーマ]
1.日常のあいさつ / 2.気持ちを表現する / 3.考えを表現する / 4.会話を円滑にする / 5.旅行 / 6.交通 / 7.ショッピング / 8.食事・料理 / 9.病気になったら / 10.美容・健康 / 11.勉強・学校生活 / 12.仕事・会社 / 13.住まい / 14.起きてから寝るまで / 15.電話 / 16.趣味・娯楽 / 17.スポーツ / 18.交際・結婚生活 / 19.季節の話題
※ためし読みの色は実際の書籍とは異なります。
はじめに
みなさんは,ふとしたときに頭に浮かんだ表現を,韓国語ではうまく言えないというもどかしい経験をしたことがありませんか。ふつうに韓国の人とあいさつを交わし,ソウルの街で買い物もでき,またテレビで韓国語のニュースを聞いたり,韓国の新聞は読めるのに,ふだん何気なく使う単語が口から出てこなかったりすると落ち込みます。
いままで韓国語の旅行会話集や簡単な日常会話集は数多く出版されてきましたが,さまざまなシチュエーションでの「気の利いた表現」「言いたいけれど言えない表現」「ネイティブが実際に使っている韓国語らしい表現」を集めた実生活に即した会話集はあまり多くありません。
この『暮らしの韓国語 ネイティブ表現 6000[改訂版]』では,みなさんが即戦力として使える会話を集めました。会話は「フォーマルな表現」と,親しい友人などの間で使う「パンマル表現」を織り交ぜてありますので,TPO に合わせてご自分で組み合わせて活用してください。
この本で扱っている会話は「生活」の場面でふつうに使われているものです。食事の場面では「米を研ぐ」「ご飯を炊く」「ご飯が堅い」「ご飯が水っぽい」「ご飯が焦げてしまった」……といった言い方や,ジャガイモやニンジンの「皮をむいて」「一口大に切る」ことから始まって,タマネギを「きつね色になるまで炒めて」「ルーを溶かし入れて」などと,「カレーの作り方」まで,韓国語で説明できるようになっています。
身体の異常も「頭が痛い」「おなかが痛い」「熱がある」といった簡単な症状を訴えることができても,「急にろれつが回らなくなった」「しゃっくりが止まらない」「冷たいものが歯にしみる」というようなちょっと複雑な症状を訴えることは難しいでしょう。けがで「アキレス腱を切った」「足をねんざした」「突き指をした」ときのために,こういった表現を覚えておくことも必要ですね。
例文は,見開きページの左側に対話の形で3つ,右側に短文の形で 10 パターン程度が提示してあります。また関連表現や語彙なども必要に応じて載せてあります。
「学問に王道なし」と言いますが,自分自身の学習の盲点を地道に補って重ねていくことが,中級から上級に進む上での近道といえるでしょう。新しい発見をしながら毎日コツコツとネイティブに近づいていく,決して終わりのない勉強こそが,外国語学習の醍醐味でもあると思います。
宮城県仙台市生まれ。慶應義塾大学経済学部中退。北里大学医学部医学科卒。韓国延世大学保健大学院公衆保健学科修了。
著書:日本生活ガイド(共著・1992・東亜日報社)/ 3 パターンで決める 日常韓国語会話ネイティブ表現(2006・語研)/ 3 場面で広がる 日常韓国語会話ネイティブの公式(2008・語研)/完全マスターナチュラル韓国語会話表現(共著・2011・語研)/日常韓国語会話ネイティブの動詞 160(2012・語研)/暮らしの韓国語単語 10,000(2014・語研)/韓国語形容詞強化ハンドブック(2018・白水社)/オールインワン 韓国語「漢字音・漢字語」ハンドブック(2019・インターブックス)など。